Emi Irifune〔入舩絵美〕
中川町の樹皮細工
「編む、編む」日々。
新潟から山に関わる仕事を求めて北海道の中川町に移住しました。
中川町の豊かな森で林業や町の山づくりを学んでいく中で、
木の成長を阻害する蔓科植物を切る「蔓切り」という作業を知りました。
切られてしまう山ぶどうの蔓でかごを作っている職人さんと出会い、
丈夫で強い素材と、使うほど手になじみ艶が出る特徴に強く惹かれていきました。
この蔓を生かし、永く使える商品を作ることで、
使い手と山の双方にとってよい循環を生めると思い樹皮細工職人を目指すようになりました。
現在は山ぶどうと白樺の樹皮を使い、アクセサリー・生活道具・かごバックなどを製作しています。
樹皮が採取できるのは一年の中のごく限られた期間です。
そのときに山に入り、恵みを分けてもらいながら樹皮を採取していきます。
処理をして、数ヶ月乾燥したものを帯にして編んでいきます。
山から採取し、加工・製造はすべて手作業で行っています。
限られた資源を、一つ一つを大切にしっかりと丈夫に編んでいます。
これからも長い年月をかけて育まれた恵みを永く使えるものへ編む日々を積み重ねていきたいと思います。
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入舩絵美/Emi Irifune
Nakagawa〔なかがわ〕
森と暮らす町
素材のふるさと「中川町」は、北海道の北部に位置した森に囲まれた町。
「森づくり」は、できる限りそこに暮らす生き物と森の恵みを分け合う暮らし方です。
先人たちが大切に植え育ててきた林は、町有林だけでも2,000ha。
年間8,000㎥~10,000㎥もの森林が成長しています。
木材は「旭川家具」や「君の椅子プロジェクト」にも利用され、
北海道の大切な素材のふるさととして大切に育まれています。
中川町観光協会/ホームページ
なかがわの森/ホームページ
Moritoteto〔森と手と〕
工房とショップ
中川町で活動する作家たちの工房です。
旧幼稚園を利用したスペースで、ものづくりを通じて地域資源の利活用を目指しています。
月1回のペースでショップをオープン。
木工、陶器、樹皮細工などを展示販売しています。
開店日は不定期です。下記の「お問い合わせメール」よりおたずねください。
facebook/森と手と